2023/07/17

(6526)ソシオネクスト分析

(6526)ソシオネクスト分析


この1ヵ月ほどお気に入り銘柄となっている(6526)ソシオネクストの今後の見通しと戦略を考えてみます。

5月下旬から6月中旬にかけて株価が急騰、6/21に28,330の高値をつけた後、大量に株を保有していた大手3社が株式売却を発表したことなどから急落し、現在ヨコヨコとなっています。


■週足



まずはソシオネクストの週足から。
4月の安値と5月の安値を結んだライン(オレンジ)が抵抗線になっており先週・先々週はここを下限として反発していることから信頼性は高そう。同時に直近の窓埋めも完了しているので「一旦は」底は打ったと考えられる。
 ただ、5月末からの株価急騰にファンダメンタル的な根拠がないことと、今期は減益予想であること、先週発表された富士通等の大株主から海外投資家への株の売却額が1万4668円に決まったことを踏まえると、先ほどのオレンジラインではなくさらに下の黄色ラインまで下がってもおかしくはないと思われる。

■日足









※Dはディストリビューション(20日の間に3~5回発生すると暴落の危険性あり)発生日。
日足で見ても下値のラインは保たれており信憑性は高いと思われる。
上値については7/7と7/8に18,240では跳ね返されていることから当面ここが目標かなー。
ということで下値(反発&損切りライン)をトレンドライン、上値を直近の抵抗線に置いておく。

日付下値上値
7/18(火)15,29018,240
7/19(水)15,37018,240
7/20(木)15,46018,240
7/21(金)15,54018,240


出来高は過去一高い水準。

続いて一目均衡表とRSIの日足。









一目的には雲の中に入っているので上にも下にもいきそうなのかな。
7/18,19日に下限のラインを割り込むとさらに下(14,500くらい)に行く可能性あり。
逆に両日中に18,240を超えてくれば雲を上に突き抜けて2万円の回復もあるのかもしれないですね。

RSIは50を下回っていて完全に下落トレンド。
でも上場来最も低かったのが昨年12/29の37なので底を打ったとの見方もできる。(希望的憶測)


■直近のイベント

7/18(火)21:30に米国小売売上高
7/21(金)8:30に日本の消費者物価指数。
7/25(火),26(水) 米FOMC
7/28(金) 日銀金融政策決定会合、ソシオネクスト 第1四半期決算発表















7/18週は大きなイベントなし。
7/28(金)に1Q決算発表があるのでそれに向けてどう動くかですね。


■その他

7/11の日経新聞の記事によると、
ソシオネクストは富士通とパナソニックHDの半導体事業を統合して発足。半導体の設計開発に特化したファブレスメーカーで、生産は台湾積体電路製造(TSMC)などに委託する。

両社にとってソシオネクストが手掛ける半導体設計開発事業は非中核となっており

 

といった内容を見ると、今週下に行くようであれば今回の株価高騰バブルは終わりかもしれませんね。


■まとめ

  • 7/18(火),19(水)はどちらにいくのかわからないので様子見が無難。
  • 下値はトレンドラインで判断
  • 上値は18,240を超えられるかどうか
  • 中長期的に見ると14,500あたりまで下落する可能性あり

入るのであれば朝一勢いがあって乗れそうなタイミングと下限ラインにタッチして出来高を伴って反発が確認できたタイミングですかね。深追いせず勢いがあるうちに利確大事。

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